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血の滴るような
デニーズのバイトも終わりフェアチャイルドに入る前のしずえちゃんを待ち伏せし、声をかけ、たまには別の店で飲まないか?
と、言葉たくみに話しかけます。
その後にフェアチャイルドにふたりで戻ろう、二人でドア潜って、少し聖春彦に焼きもちを焼かせるんだ。
そう、その方が恋もさらに盛り上がるってもんだよ。
君たちが裏で付き合っているのは知っているんだ。
僕ちゃんに隠す必要はないよ。
さぁワインを呑みに行こう。
赤くて豊潤なものがいい。
血の滴るような赤肉も食べよう。
木のチップで燻して焼くからものすごく香ばしいんだ。
そして叶わぬ恋の悩みをたっぷり聞き僕ちゃんを完全に信用させます。
そして指を「パチン!」と鳴らし頭の中の埃をはらいます。
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