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恨み骨髄に徹する
そこから紆余曲折し、しずえちゃんを僕ちゃんの部屋に連れ込み玄関から上がったすぐの廊下で、後からボコボコと殴り殺しました。
まるでお父さんのゴルフ用品のように立てかけてある筋トレ用の長い20キロのハンマーで、後頭部をドンとします。
振りかぶるほど天井は高くないので肢を短く持って使います。
レディーファーストだと言ううと大抵の女の子は先に部屋に上がります。
まっすぐ廊下を何歩か歩くとリビングのドアだと伝えておけば興味を持ちドアーへ自然と向かいます。
お尻を振りながら歩きます。
後ろを振り返ることなんて誰もしません。
リビングのドアーに手をかけようするタイミングで、そのまま血を流して倒れます。
一旦倒れて気絶させてしまえばそのあとは小さなハンマーでガンガン後頭部を殴るだけです。
顔は殴りません顔は綺麗なままが良いですからね。
きっと痛いみもわからないでしょう。
廊下にはあらかじめシートが貼られています。
血で汚れますからね。
DIYに凝っていて天井の工事を自分でするから養生シートをしてあるんだと言っておけばいいんです。
このマンションは古くてね、来年とり壊しをするから、いじっても良いと許可をもらっているんだ。
と、良い嘘をつきます。
白い養生シートは血が綺麗に見えます。
しずえちゃんの血はとても綺麗でした。
血の赤色の正体はヘモグロビンです。
うつぶせに倒れているしずえちゃんを仰向けにして新鮮なうちに裸にします。
脱がした服は後で鋏でズタズタにしてただのボロきれにします。
どこのブランドかわからないオシャレな服を着ていました。
きっと古着を自分でアレンジしたのでしょう。
ここからちょっと急がなければいけないのが寂しいですが、仕方がない。
聖春彦がこれを知ったら恨み骨髄に徹するでしょう。
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