バスタブの死体

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バスタブの死体

 心臓が捕獲できれば他の部位にもう用はありません。  うちには業務用の製氷機があります。  氷を作っている時のガシャっという音には毎度驚かされますが、これがないと死体処理がはかどららないのです。    たんまりとバスタブに氷を入れて、胸の開いたしずえちゃんをその中に入れます。  血まるけの小さな体のあちらこちらに切り目を入れます。  そこからどんどん血が抜けていきます。  たまにシャワーで水をかけて血を下水に流してやります。  氷はどんどん足されます。  肉の臭みの原因はほとんど血なんですよ。  バスタブの死体はしばし放っておいて、ここからがお楽しみの「心臓の解体です」。    A happy atmosphere  めでたく神々しい雰囲気。  そういうことなのです。
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