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人間もそこは牛と変わらない
人間の肉の味なんてきっと食えたもんじゃないだろうと思われます。
まったく興味がないわけではないのですがね。
ただ自分でも変だと思っていますが、七輪で焼いている絵面はどうしても欲しい。
インスタ映えです。
切望します。
なんなんですかね?
この承認欲求は?
というかこれは承認欲求なんでしょうか?
わかりません。
なので、ベランダで試してみることにしてみました。
今はベランダの前に早咲きの桜が咲いていてとても綺麗なんです。
ハッシュタグも
#肉
#ビール
#桜
#少し寒い
です。
でも七輪は煙やニオイがたちますからね。それ相当気を使います。
七輪はよく酒のあてのイカを焼いたり、シシャモを焼いたりするので、そのためにキッチンのシンクの下の戸の中に常備してあります。
いつなんどきでも呑む気になれば始めれる。
「それってなかなか最高でしょう? 」
独身貴族の極みです。
ですが、ベランダで七輪を使うときは通行人は良しとして近所迷惑にならないように、気配りも忘れません。
カラスだって狙ってきます。
流石です。
鼻が良い。
ベランダの外に身を乗り出して洗濯物や布団などが干されていないかとか、風向きとかを入念にチェックしなければならないのです。
人肉は肉だけに、意外でしょうが、肉を焼いた匂いがします。
ホルモンなどが似てるかもしれない。
タレなんかで漬けたりしておけば、なんてことないただの肉です。
スーパーで真空パックかなんかにして売っていても、誰も人肉だとは思わないでしょう。
でもですねぇ。
流石に食べるのは躊躇します。
味とかモラル的なことではなく、寧ろ病気の方がきになるんです。
狂牛病は牛の餌に肉骨粉を入れ、共食いをさせたのが始まりです。
人間もそこは牛と変わらないだろうと示唆されます。
同じ哺乳類ですからね。
僕ちゃんはそう思います。
僕ちゃんの脳も共食いのせいで、スポンジなんかにはなりたくありません。
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