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~その日の晩~
1時間程度の残業をして
雅人の予約してくれた店に向かう璃子。
残業をしたのは雅人の退社時間に合わせるため。
普段なら面倒な仕事もその日はなんだか楽しかった。
お化粧を直したりしているうちに
なんだかんだ時間は経ち
どうやら雅人の方が先に店についてしまったようだ。
急いで店へ向かうと
前に雅人の姿が見えた。
璃子は嬉しさ爆発で駆け寄り声をかけた。
璃子「雅人さん♡」
雅人「璃子ちゃん!お疲れ様!」
ニッコリと笑って迎えてくれる雅人に
また胸がきゅんとなる。
雅人「入ろうか」
璃子「はい♡」
雅人の予約してくれたお店は
レトロな雰囲気の漂う洋食レストラン。
落ち着いた雰囲気でお料理も期待できそうだ。
雅人のスマートなエスコートにより
璃子はまるでお姫様気分。
終始ニコニコだった。
雅人「父の知り合いの店で、昔からよく来るんだ。」
メニューを眺めながら雅人がそう言うので、
璃子は彼のおすすめの料理を注文することに決めた。
雅人「ここのカツレツは絶品だから!」
璃子『フフ( *´艸`)雅人さんほんとかわいい♡』
雅人「あ、でも女の子にはまずかったかな」
注文した後でそれに気づいた雅人は
慌てて璃子に確認をした。
雅人「今ならキャンセルできるかもっっ!!」
璃子「大丈夫です!食べたいです!!」
そう元気に言う璃子に
気を使わせてしまったのではと心配する雅人。
雅人「気を使わなくていいんだよ?璃子ちゃん。」
璃子「いえ!気を使ってるとかじゃなくて・・・・・あの・・・・」
雅人「ん?」
璃子「好きなんです、けっこうボリュームのあるもの(///₋///)」
今度は璃子の方が気まずそうに俯く。
それを見た雅人はホッとして笑った。
。
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