83人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
雅人「ヒロのせいで別れたよ」
紘人「ふーーん・・・・・」
雅人「あのねぇ、毎度毎度邪魔しないでくれないかな?」
紘人「邪魔なんかしてねぇって!雅人じゃ物足りないんじゃないの?」
こういう嫌味っぽいことを言うが
紘人は幼い頃から
雅人を守ろうとしてきてくれた紘人。
大人しい雅人に友人たちが攻撃してきたときは
紘人が庇ってケンカになることもあった。
大人になった今では
一番の親友といっても過言ではないほど
雅人と紘人の絆は深かった。
雅人「ヒロ、嫌な役ばっかりさせて悪いな。」
紘人「そんなんじゃねぇって。気持ち悪いからやめろよ!!」
雅人「紘人♡ありがとう♡♡」
紘人「おえっ。まじきもい。」
雅人「あはは(笑)」
雅人が紘人を想うのと同じくらい
紘人もまた家族である雅人を大切に思っていた。
だからこそ。
紘人が璃子に手を出してきたことが
雅人には信じられなかった。
璃子から誘うことはないだろう。
内気な璃子の事は雅人も良くわかっているつもりだった。
雅人「まさか・・・・ヒロのやつ・・・・・」
嫌な予感が過るが
それは考えすぎだとすぐに忘れ去ろうとした。
今は璃子を紘人に
会わせないようにすることしか
手段がなかった。
。
最初のコメントを投稿しよう!