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食事を終えて満腹になった璃子。
雅人が勧めてくれたカツレツは
本当においしくてペロリと平らげてしまった。
雅人が優しい上にお腹まで満たされて
不安だったことをすっかり忘れているのでは・・・・。
雅人「璃子ちゃんてよく食べるね!」
璃子「ごはん食べるの好きなんです・・・・。」
璃子『女の子らしくないって呆れられたかな・・・・・。』
雅人「いいことだね!!元気よく食べてる子は好きだよ。」
(//・_・//)カァ~ッ…
食べてることを褒められているのに
「好き」というフレーズだけで
顔を真っ赤にする璃子。
雅人不足で小さなことでも
いちいち反応してしまう。
そんな彼女に雅人は不意を突かれまくっていた。
雅人「まいったな・・・・・」
口元を押さえ璃子から目を逸らすと
急に黙り込んでしまい
それを不安そうに璃子が見つめる。
璃子「雅人さん??」
雅人「璃子ちゃん・・・・・そんな可愛いことしないでよ。」
璃子「え!?」
璃子が驚いていると
テーブルに置いていた手に雅人の手が重なり
2人は目を合わせた。
ドキン・・・・・
璃子『雅人さん・・・・・』
雅人「璃子ちゃん、今日は帰したくない・・・・」
璃子「・・・・・はい。私もです。」
照れながらも同じ気持ちだと伝えたくて
声を振り絞って答えた。
。
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