Twins~隠し事~

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週末。 いつもより仕事を早く終えたが 雅人と距離を置いている今 大した予定もなくトボトボと駅に向かって歩く璃子。 会社から駅に向かう途中の道で あの人に気が付いた。 璃子「紘人さん・・・・・」 璃子が声を掛けると ホッとした顔を見せた。 紘人「璃子・・・・・少し時間くれないか?」 璃子は戸惑った。 けれどこれ以上 このままの状態を保つのは行けないと思い、 紘人と駅前のカフェに入って話を聞くことにした。 そこなら周りに人もいる。 紘人に無理やりキスされたり 抱きしめられたりなんてことは 恐らく無いだろうとここを選んだのだ。 2人ともコーヒーを頼み しばらくするといい香りと共に ホットコーヒーが運ばれてきた。 紘人がお砂糖、ミルクを それぞれカップに入れる様子を 何となく眺めていた璃子。 紘人「めっちゃみられてる(笑)」 Σ( ̄□ ̄|||) 璃子「ごめんなさい。ブラックじゃないんだな~って意外で。」 紘人「ああ、雅人はブラックだもんな。俺は仕事柄甘いのじゃなきゃ無理。」 璃子「お仕事って何されてるんですか??」 紘人「広告やホームページを作成する仕事。」 璃子「へぇ~(゚Д゚;)すごいですね!!」 紘人「凄くないよ、別に・・・・・。雅人の方がよっぽどすごいじゃん。いま課長だっけ??部長昇進もすぐじゃね?」 璃子「そうかも♪」 雅人の話をした途端 嬉しそうに笑う璃子を見て 紘人は寂しそうな顔をしていった。 紘人「な?やっぱアイツの方がいいよ・・・・・。俺、璃子に好きだって言ったけどあれ忘れて?」 。
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