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初めての飲み会の席で
璃子は杏子にべったりくっ付いて
人見知りなオーラを出しまくっていた。
杏子「ちょっと!!歓迎会っていっても一番下っ端なんだから、挨拶くらい行ってきなさい!!!」
璃子「うう・・・・やっぱり行かなきゃダメですか?」
杏子「ダメに決まってるでしょ!?ほらっ!!」
杏子に促されてもまだなお
往生際の悪い璃子だったが
同期の男性社員に連れられて
梶浦の元へお酌に行くことになった。
同期「課長!!乾杯しましょう!!」
梶浦「おお~!もう部署の雰囲気には慣れたか??」
同期「はい!!梶浦課長が目をかけてくださるお陰です!!」
梶浦「んな、大げさな(笑)」
同期「大げさじゃありませんよ!!いつも本当お世話になってます!!」
グラスを梶浦さんに向けて腰を低くする同期。
璃子はバッチリ出遅れていた。
梶浦「はいはい。今日は楽しんでな~!お前らの歓迎会なんだから。」
同期「うっす!!」
同期の社員2人につられていた梶浦だが
後ろの方に小さくなっている璃子に気付くと
優しく声を掛けてくれた。
梶浦「長谷部さんも楽しんで?」
長谷部「あ・・・・はい!」
梶浦「ふふっ(笑)」
???
何故だかわからないが
梶浦に笑われてしまった璃子。
ビールのジョッキを合わせて
軽く乾杯したところで
再び杏子のところへともどった。
。
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