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屋上に居た六人はコンクリートの上に座り込んで酒を飲んでいた。
「って事は、彩華さんは風俗のお姉さんなんですか…」
安田は彩華の持つ紙コップにワインを注ぎながら訊いた。
「そうよ。何よ、風俗嬢がワイン飲んじゃいけない訳…」
「そんな事無いっすよ…。ドンドン飲んで下さいよ」
安田は更に彩華のコップにワインを注ぐ。
「じゃあお前はその胡散臭いネットワークビジネスをやってんのか」
進藤は広川の肩を叩く。
「胡散臭くないですよ…。失礼だな…」
広川は怪訝な顔で進藤に言う。
「まあ、良いじゃないか…。新しい事ってのは受けれられにくいモンだ。頑張れよ」
進藤も焼酎を飲みながら大声で言った。
「俺たちも飲みましょう」
岩井は彩華と一緒にやって来た男の肩を抱いて、二人で乾杯していた。
その時だった。
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