七月の日常 ~始業式~

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 でもまあ、先生は性格的に、飽きたら飽きた、嫌いになったのなら、嫌いになったと、はっきり言いそうな人だしな。  本当に何か忙しくなったんだろうと思うことにした。  何が忙しいのか知らないが……。  そんなことを思いながら、 「先生! お久しぶりです~!」 と飛び跳ねるように挨拶する時子の側で、ただ、ぺこりと頭を下げてみた。
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