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翌朝、朝練の生徒たちが、何か生臭い匂いがすると言って、騒ぎになった。
土に埋められ、手だけが出た状態だったようだ。
少し離れた場所からそれを見ていた三橋の許に、七月がやってきた。
「誰が殺されたの?」
警察にガードされて見れないそこを目を細めて七月は見ている。
「さあ。
まさか、パンダの呪いじゃないだろうな」
「そんなこと願ってないじゃない」
と言いながら、野次馬に向かい、首を巡らす七月は、恐らく、槻田を探しているのだと三橋は思った。
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