73人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
思った以上に飲めた水のおかげで、少し頭がスッキリとした。ペットボトルをもう一度握らされる。
「少しはマシになったろ?」
「はい、すみませんでした……。」
おかげで、恥ずかしさが急に込み上げてきた。
「ま、飲ませすぎて悪かったな。」
「いえ、こちらこそ……すみませんでした。」
「気にすんな。オレはこの後もう一軒行ってくる。じゃあ、また明日」
これからもう一軒。
どんな肝臓してんだ。
フラつく足を叱咤して、どうにかこうにか部屋へ辿り着くと後の記憶は全てどこかに飛んで行った。
最初のコメントを投稿しよう!