王とは

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 自分の中でも何が正しいのかわからない。  でも、このやり方が間違っていることだけはわかる。  「そうかよ! それなら思うようにすればいい! それで救えるならな!」  「ああ救ってみせるさ! ツバクロー! お願い!」  「は、はい!かしこまりました!」  ツバクローは、俺たちの口論に気圧(けお)されながらも優しいハリーの指示に従う。  優しいハリーから外された宝石は、ツバクローと共に空の向こうに消えていった。  そして後には、沈黙と仏頂面だけが残った。
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