最後の刻

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最後の刻

風に。生まれて初めて触れた。 空の美しい景色を見た。 木々が私達を歓迎した。 「恵。手、握ってくれない?」 「うん」 私は、右手を差し出した。 「璃緒、」 私が呼ぶと彼も左手を差し出した。 私達は、自由になった。 幸せを、この胸いっぱいに抱きしめて。
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