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温めたカレーのラップ、水滴がポツポツとついて少し柔らかくなったラップを剥がし、熱々のカレーにチーズとタバスコをたっぷりとかけた。この食べ方、お母さんからは行儀が悪いからやめなさいって言われるし、友達からは甘くしたいのか辛くしたいのか分からないって言われるんだけど、そうじゃないんだよね。チーズの味とタバスコの味がカレーに合うからかけてるだけ。
出来上がったスペシャルカレーはテーブルに置かれることはない。いただきますも言わずに立ったままテレビの前で食べ始める。お母さんがいる時は絶対にできないけど、今日は仕事でいないし、いいもんね。
この医者が言ってることが正しいなら、ある出来事は記憶となって、海馬のお家に滞在した後、そこで何回か寝たらどうでもいい記憶は捨てられて、大事な記憶は大脳皮質のお部屋にお引越しってこと？どうでもいいことかそうでないかの判断は、天下の脳みそ様が決めるってこと？
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