休み休みいきましょう。

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休み休みいきましょう。

ポーン、ポーン、ポーン リビングの壁掛け時計が、午後3時を知らせる軽快なリズム音を響かせて、私はゆっくりと微睡みから現実に引き戻される。 『ママー!!おやつ~!』 『アイス!ゼリー!チョコ!』 時計の音が止むのとほぼ同時に、懐かしい二つの声が聞こえた気がして、私はハッと身体を起こした。 完全に覚醒して辺りを見渡しても、リビングのソファで転た寝していた私以外には、誰の姿もない。 聞こえるのは、庭で放している愛犬のキャンキャンと甲高い鳴き声だけ。 「夢か……」 凄く懐かしい夢を見ていた気がする。 そう、双子の息子達が、まだ幼稚園児だった頃の。
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