第三章「氷河のように冷たく」

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「アレクシスが自己紹介ぐらいはしとけっつーから名前は名乗っておく。 キリだ、空海キリ」 「くう...かい?変わった名前をしてますね」 「ちっ」 (舌打ちした!?) 本当に...本当に少しのことでキレる性格のようであり、額にも怒りマークが出ている...。 「珍しい魔物連れてやがる、アレクシスの言ったとおりだな」 やたらとアレクシスが出てくる。情報を聞き入れてないのだろうか... 「ディープゴブリンは攻撃力だけならゴブリンを遥かに上回る」 最後の忠告(短文)を聞き、ゴブリンの巣窟と化した森へと足を運ぶ。 木の実や、小鳥が羽ばたきをきかせる。 変わらぬ入り口だが、脅威はここから始まった。
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