第三章「氷河のように冷たく」

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アレン「凄い...」 キリ「騒ぐな。雑魚が積み重なっただけだ。」 あくまで、その発言は冷淡で淡白だ。 だが、この者が相当な実力者であることは間違いない。 ドランも奮闘する。 鋭い爪を使い、ゴブリンを何度も何度も切り裂く。 キリ「...」 キリ「まさかとは思うが」 アレン「?」 キリ「そいつ、竜族じゃねぇよな」 アレン「...まさか」 キリ「...そうかい。」 澄んだ目が、急に鋭く変わったキリに、アレンは背筋が凍る。 まさか...自分のパートナーが、竜族だなんて。
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