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第二章「竜族使い」
歩いて、歩いて、歩きつかれた。
城壁が見えて、赤色のモンスターと共にそこまで走りぬける。
堀があって、其処には太陽に照らされたやや薄めの水がたっぷりと流し込まれている。
門番と会話をし、モンスターの事を尋ねられる。
アレンは、目的を話し、王都ライオネルに入らせてもらった。
そして...
「ええ、私がモンスター研究家のマーヴィンですが」
眼鏡を右手人差し指でクイッと上げた。
マーヴィンと名乗った男は、広く知られるモンスター研究家だ。
モンスターテイマーの素質を見抜くともされてるが、アレンはそんな事信じていないので、そこらへんはどうでも良かった。
このモンスターについて問うが...
「いやあ...このようなモンスターは私が見た中でも初めてですよ」
と、答えが返ってきた。
「そうですか...」
一番期待していた人にも見限られたか...と思った矢先
「ですが、貴方はモンスターテイマーとしての素質がありそうです。そのような新種のモンスターを手懐けるとは...」
思わぬ一言に、アレンは唖然とした。
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