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「百花、来週の金曜日の夜に迎えに行くから、久しぶりに車で京都に帰らないか?」
毎週土曜日に恒例化してる透馬との食事会の時に、透馬に提案される。
「うん、いいね。久しぶりに透馬のインプレッサに乗りたい」
ちょうど、大学時代の走り屋サークルの時の事を思い出していて、ついつい、飛びついてしまった。
わたしの反応に嬉しそうな透馬。
今日ももちろん、居酒屋を出たら、タクシーを捕まえて帰宅するわたし。
透馬、別れてから、わたしと寄りを戻すために、あれこれしてくれる。
寄りを戻さないと心に決めてるけど。心が揺らいでるわたしもいた。
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