13人が本棚に入れています
本棚に追加
「…あの女は気に入らない…」
好子が、爆発した。
「…たしかに、頭の回転は速く、機転が利く…でも、あの女は気に入らない…」
好子が、吐露する。
たしかに、前回、米倉の豪邸を訪ねたとき、好子と澄子の関係は最悪だった…
澄子は明らかに、好子を下に見ていた…
そして、当然のことながら、好子はそんな澄子を毛嫌いしていた。
ゆえに、好子とは、母親が違う澄子と、正造の姉弟でも、真逆の対応をしていると思った…
「…澄子は私が美人であることが許せないのよ…」
好子が言った。
最初のコメントを投稿しよう!