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「…これが、同じ母親ならば、まだ許せるのかもしれないけど…」
好子が憎々しげに言う。
私は唖然とした。
私も好子と同じタイプの美人…
こういってはなんだが、同じタイプの美人ゆえに、好子の気持ちは嫌というほど、わかる…
美人であるという理由だけで、嫌う同性は、必ず一定数存在する…
要するに、妬ましいのだ…
自分が、どうあがいても、ルックスで勝てない事実が、目の前に存在する。
それが、許せないのだ…
しかしながら、それが、自分の姉であることが、驚きだった…
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