毎日15分間、君とあの場所で

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「なんで.......だろうね。俺にもわかんない」 苦笑いをするリュウくん。 「はるちゃんのこと救えたらきっと、俺がここに来る意味はなくなるのかな」 「.......え?」 3ヶ月ここに通っていて、そんなこと初めて言われた気がする。 「はるちゃんに俺は救われてんだと思う」 「リュウくんのこと、救えるようなこと何も言えてないよ?あたし」 リュウくんはリュウくんで仕事がうまくいかなくて悩んでいた。 「はるちゃんとこうして話してるだけで、俺は救われるし、俺だけが悩んでんじゃないって思えてるんだよ」 「それは、あたしも一緒だよ」 学校で誰とも話せない分、リュウくんとこうして話しては毎日のように救われている。 「そろそろ、本当の友達作りなよ」 「.......え?」 あたしは、こうしてリュウくんと話せるなら、友達なんかいらないって思ってた。 「はるちゃんは、損してるよ。俺とこうして話すようにクラスのことはなせば、みんなはるちゃんのこと好きになるよ」
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