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弱虫くんは生徒会長
***
「会長。おはようございます」
「……おはよう」
「今日も変わらずかっこいい…!」
「わっ! こっち見たよ!」
生徒会長なんて……
なんで…どうして!?
僕に務まるわけないじゃん!
誰!? 推薦した人!
人前に出るのなんて無理!
陰で大人しく生きていたいのに。
「隼人。やっぱり僕に会長なんて無理だよ…」
「まーた言ってる。みんなは優那が適任だって思ったから選んでくれたんだよ? 自信持てって。俺がついてるから」
幼馴染の菊地 隼人は、昔から僕を助けてくれる。
副会長に立候補したのも、会長に推薦されてしまった僕のため。
面倒なことは大嫌いなはずなのに……
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