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暗闇
あー!もう!!
塾の所為でこんな時間に…!!
今日朝から運が悪いのに…!
車通りもなく、電灯もなく、
ざわざわと木々のざわめきがある
暗闇道を泣きそうになりながら歩く。
「こわいなぁ…はぁ…
迎えに来て貰えばよかった…」
そんな事をぶちぶち口の中で呟いていると
ふと、鼻に朝も嗅いだ事のある匂いが…
「…えっ…?」
なに?え、また、?やだ…え…
そんな風に怯えながら、
しかし、好奇心を抑えられず、
辺りを見回してしまった…
すると、草むらに何かあるのを見つけた
スマホの光を使い、よくみてみる
そこには…
カラダの無い、
首だけのカラスが
何の光ももう灯さないであろう
無機質な目が、
こちらを
ミテイタ
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