赤い着物

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赤い着物

はぁ…なんなの… 最近運のない事ばっかり… 「大丈夫?最近元気ないよ??」 「あーごめん…大丈夫 夢見が悪かっただけだから」 また、心配かけちゃった… …ん?あれ? 「ねぇ、あの子なんか…」 トンネルの前に青白く、 赤い服を着たおかっぱの女の子がボールを持ってこちらを見つめていた 「?あの子?どの子??」 「え、あのトンネルの前にいるおかっぱの子」 「え?いないし、トンネルなんて無いよ??」 「…え?」 一瞬、時が止まり、もう一度見てみると、 そこにはトンネルも無く、あの子も居なく、 ただ公園があるだけだった。 「あ、ごめん…ちょっと私疲れてるかも…」 そう。疲れて幻覚を見てるんだ。 だから、 だから、あの女の子が あの子が、 夢で見た男の子の首を 頭を 持ってるなんて 見間違えただけだ。
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