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危なかったー…。
そのまま見えないところまで落ちてしまうのではないかと冷や汗がでた。
コースの方に戻ろうとした時、足を痛めてしまったのか動かせなかった。
むやみに動くと雪に埋もれてしまう。
静香達に先に行っていいよって言わなければ良かったと後悔する。
泣きそうになっていると
みおーー
誰かが呼んでる。
呼ばれた方向を見ると涼馬先輩の姿が…
涼馬先輩…来てくれたんだ。
はぁーっ…良かった。
うるうるしていると、涼馬先輩がそばに来て「大丈夫か?」
声をかけて雪に埋もれていた
美緒を引き上げてくれた。
「静香達に聞いたら、まだ降りてこないって言うから来てみて良かった」
涼馬先輩に引き上げられ、その反動で涼馬先輩に抱きつくような形で固まってしまった。
「涼馬先輩…」二人見つめあう。
寒い中でも涼馬先輩の色香を感じる瞳に美緒は目を逸らせない。
1人でいる時も2人でいる時でも涼馬先輩が心の中をうめつくすほど愛が溢れるんだ。
涼馬先輩…大好き…
美緒は想いが溢れ心の中で呟いた
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