ふたつの想い

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どう答えたらいいかわからないよ ふざけて、そうだねーと返したら良かったのかもしれないけど出来なかった。  そして本当の解散になり涼馬先輩は美緒の車に乗り込み「家までよろしくお願いしまーす」 ニコニコしている涼馬先輩は、そんなにも酔っているように見えなかった。  家までの道を教えてもらい涼馬先輩の家の近くの駐車場についた。 「ありがとう。ここは海の近くなんだ。」 車の窓を開けると波の音が遠くに聞こえる。 波の音と共に潮の香りが鼻をくすぐった。 「少し歩こうか?」涼馬先輩は車の外に出る。 それにつられて美緒も外に出でて涼馬先輩の後をついていった。 砂浜へ行く途中、美緒は石か何かに蹴躓く。 「気をつけて」そういうと涼馬先輩は美緒の手をとり繋いだ。 美緒は涼馬先輩の手の温もりを感じる ドキドキしながら涼馬先輩の背中を眺めながら、こんな時間がいつまでも続くといいな…
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