最終章

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涼馬と会う約束した日 美緒は朝から落ち着きがない、かと思えば時よりぼーっしたり頬を赤らめたり、ため息ついたり心ここにあらず。 その変な美緒に静香が「なんか良い事があった?」 「良い事? ふふっ……今日は涼馬と会える事になって……」 「ええーっ? やっと…会えるんだね」 「うん。心配かけてごめんね」  えへへとはにかみながら笑う 「そっか、そっかぁー」 良かったねと言いながら静香は優しく背中を撫でてくれた。 「それじゃ早く帰って用意しないとね」 「そ、それじゃ早退になっちゃう」 「たまに良いんじゃない?美緒は真面目に仕事してきたし」 悪いことを吹き込む静香の顔は小悪魔のような顔をした。
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