登場人物紹介

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【土の星】とは── 六星一座『地の三星』の一角を担う向坂家一門の別称。 向坂家は、神道の概念である『根の国思想』を、仏教に包摂(ほうせつ)する為、日本全国に数多(あまた)ある【黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)】の内、最も過酷な『北の霊道』の上に寺を建てた。 向坂家の当主は、『黄泉の番人』の異名でも呼ばれている。 ──☆──☆──☆──☆──☆── 【人物】 ☆当主:向坂(さきさか) (ゆかり)  法名:黄亀(こうき) 武術系統:剣術 所持武具:宝剣 『牙雷(がらい)』 兄の真織が企てた呪殺計画を止める為に、6年もの間、離れで幽閉生活にあまんじた天才肌の行者。 末那識を知る者でもあり、感性が鋭い。 元来、自由な性格で、周囲の常識ある大人達を、その不思議な言動で翻弄している小悪魔青年。 美的センスに優れ、(たまたま)、檀家の会社のホームページ制作を頼まれて手掛けたところ、意外にも好評で──以来、口コミで仕事が舞い込む様になった。Web素材となる写真やイラストを投稿販売するなど、ちゃっかりお小遣い稼ぎもしている…らしい。 ──☆──☆──☆──☆──☆── ☆北天 向坂隆臣(さきさかたかおみ) 法名:崇垣(しゅうえん) 武術系統:薙刀術、剣術 所持武具:霊刀・紫雲(しうん) *薙刀術では並ぶ者の無い腕前。剣術にも長け、向坂家伝来の《真向坂流(しんさきさかりゅう)》を受け継ぎ、師範として後進の指導に当たる。 霊刀[紫雲]は、浬の霊弓[紫水]と対になっている 紫に激甘の、過保護な北天。 従兄弟にあたる間柄。 ──☆──☆──☆──☆──☆── ☆南天 土門文也(どもんふみなり) 法名:崇燿(しゅうよう) 武術系統:体術、薙刀術 所持武具:無銘の大薙刀 体術師範。 薙刀術師範でもあるが、甲本薙と手合せして敗北した事があり、以来、リベンジに燃えている。 《火の星》烏丸脩司に並ぶ、剛の行者。 スキンヘッド。 ──☆──☆──☆──☆──☆── ☆東天 (あくつ)(りょう) 法名:崇犂(しゅうれい) 武術系統:弓術、剣術 所持武具:無銘の霊刀、霊弓・紫峯(しほう)儀仗(ぎじょう)も兼ねる。 本業は、ダンス・スクールとフィットネスジムのインストラクター。金髪痩躯(きんぱつそうく)の美形ダンサー。 明るく賑やかな性格で、《土の星》のムードメイカー。 ──☆──☆──☆──☆──☆── ☆西天 木崎脩生(きざきしゅうせい) 法名:崇昴(しゅうこう) 武術系統:剣術 所持武具:霊刀 (さえ) 無口な癒者の青年。整体師。 実直な性格で、時に紫の奔放を厳しく戒める事もある。当主に甘々な隆臣を窘めてくれる唯一の常識人。
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