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若菜の手術は無事に成功して、抗がん剤治療を経て１年がたった。
後は経過観察として、定期的に検査して様子を見ていく事に。
その間は、廉がずっと側にいてくれて、辛い治療も若菜は堪える事が出来た。
ひとりだったら、どうなっていただろうか……
乗り越えていけたか、わからない。
廉が側にいてくれたから……。
最愛の人……。
※※※※
若菜のスマホが鳴るーー
「もしもし……」
「廉、どうしたの？」
「若菜？今からにお店に来れる？」
なんか急ぐ感じが伝わる。
「わかった。今から行くね……」
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