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本人たちは隠れて育てているつもりだったが、成長すれば、当然事情は明らかになる。
庭師が不審を持って報告したので、二人の計画は簡単にバレてしまった。
勇矢がいつものように本家へと行って、ヒマワリの世話をしようとしたが、直弥が出てこない。
(早く来てないのにな……)
不思議に思った少年がインターフォンに声を掛けると、伯母が応えてきた。すぐに出てきて、勇矢は従兄の部屋へ連れていかれた。
普段とは違って伯母は黙っている。不安に感じながら勇矢はついていった。
そして、部屋に入ると、直弥は半分泣きながら勇矢を見てきた。
「直弥……」
急いで従兄の傍へ行くと、伯母の尚子がソファを指さした。
「ここに座りなさい」
いつもは優しい伯母の厳しい声に、勇矢もびくびくしながら直弥の横に座った。
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