番外編 第二章 家族の時間-雪解けを告げる花

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 「ありがとう、姉さん。本当に嬉しいよ」  「いいの。勇矢とかすみさんの赤ちゃんですもの。このくらい当たり前だわ」  初めて聞く姉弟の穏やかな会話に、二人の母親が目頭を押さえていた。  貴和は、夫と息子と一緒に特別室を辞去していった。これから婚家で夫の両親を加えての話し合いになるはずだ。どんな結論になるかは霧山本家でも分からないだろう。だが、少しでも全員にとって、満足できる形になればいいと願っていた。  
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