二話

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「ううん、ちょっとお腹がいっぱいになってきてさ」 「ああ、ボリューム多いもんな、ここ。残り食べようか?」 「えっ」 (間接キス……) 「もったいないし、食うよ」 「う、うん……」  あたしの残したラーメンを美鳥君がすすってるのを見るとなんかソワソワして。  落ち着かなくて、じっと見てられない……。 「ん、やっぱうまいな」 「ごめんね、食べきれなくて」 「女子にはちょっときつかったよな、ごめんな?」 「ううん……」 (なんか、思ってたのとちょっと違う……?)  でもそれはきっと美鳥君をよく知らないせいだろうから……。深く考えようにしないでいると美鳥君がお会計を済ませてしまった。
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