二話

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*  ああ、眠い。でも、あたし頑張った。超徹夜で勉強したし、頑張った! これで魅力度アップしたはず。クマ度もアップしたけど、気にしない気にしない。  こんなのコンシーラーで、消せるんだから。バレるのは大前提だけど……だって奏太には嘘がつけないし。 (付き合い長すぎてたまに、何でも知られてるような錯覚に陥るもん)  ふらふらになりながら、あたしは家の前まで出る。当たり前のように奏太が待っている。 「おはよう、ユカリちゃん」 「奏太、おはよー」  あたしは奏太を見て飛んでいった。
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