二話

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*  真っ白な視界が、飛び込んできた。  ここはどこ?  あたし、何で横になってるの? 「はよ。大丈夫か?」 「美鳥君」  目が覚めたらあたしは保健室にいた。そして目の前には美鳥君が心配そうに座ってる。 「もう昼休みだぞ」 「えっ」 「お前、俺の目の前で急に倒れたんだよ」 「で、美鳥君が運んでくれたの? ごめん」 「いや。運んだのは金沢。ユカリちゃんに触れるなって、運ぶの拒否られて」 (なにしてんの、奏太……)
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