三話

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 どうしよう。これ、どうすればいいの? あたしにはわからないよ! 「でも時間も方角も当然だけど一緒なんだよね。僕」 「同じ高校だからそうだろうな」 「だから、後ろついてっていい?」 「別に。かまわねぇけど。なぁ。ユカリ」 (なんか怖いよー) 「う、うん。ごめん奏太。言い忘れてたけど今日から美鳥君と一緒に登下校するから」 「ああ、そう。僕はボッチになるわけね」  奏太もしや、すねてる?  服装もなんか若干、適当になってるような……? ダサくはないけど、いつもほどシルエットにこだわりがないような気がする……? 「ほかに、誰か誘えばいいんじゃないかな?」 「僕、友達少ないよ?」
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