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ミカエルは、エデンで 四郎に天衣を着せると
第七天に連れて上がったようだ。
聖子に 事の顛末を話し
“聖人の領地か楽園に” と 相談する。
けど、四郎が地上の身体を伴っているのが
問題になった。
聖父には
『人間の魔術により、特殊転生させられた信徒』と 聖子が話しを通すと、
聖父は『私は関与しまい』と 答えたようで
第六天で、聖子とミカエル、天の長老たちが
会議することになった。
『天が選んだ預言者ではない』と
難しい顔になった長老たち相手に
『しかし、過去の功績はある。
極東の島国に於いて、信仰の礎を築き
白い衣に着替えた 兄弟姉妹も増えた。
現在に繋がっている』...
“白い衣に着替える” っていうのは、信徒になった って意味... と、聖子が庇ってくれたけど
『だが 霊の存在ではなく、肉の存在だ』
『魔術で造った身体とは?』... と
話し合いは難航した。
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