2 ルカ

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またかなり長く話し合ったようだけど 『今 一度、地上で生を終えては どうか?』... と 長老の 一人が言い出すと、 『おお、肉体を地上に返した後であれば 問題はない』... って 他の長老たちも明るい顔になった。 で、閃いた風の長老たちは 『天草四郎時貞を 天の預言者と任命し、 大天使ミカエルを 守護者と任命する』... と 決議して、聖子が四郎を祝福すると 第七天(アラボト)へ戻って行った。 「えっ、じゃあ正式な “預言者” なのか?」 「地上で暮らすってこと?」 「そうなる。“表向き” 正式な預言者。 でも、預言が与えられることはない。 地上の生を終えた後、聖人として 天に昇れるようにする措置」 当の四郎に眼を向けてみたら 「世話を お掛け致しますが どうぞ、宜しく御頼み申し上げます」って 礼儀正しく 頭を下げた。
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