662人が本棚に入れています
本棚に追加
3 ルカ
「一緒に過ごせるのか?!」
「マジで?! 服とか買わねーと!」
「僕の家で暮らすといい」
色めき立っちまったオレらに
四郎は「兄様方は 親切な方々なのですね」って
嬉しそうに笑って
いとも簡単に ハートを摑んじまうんだぜ。
「天では、天人様に 御目通り叶ったのです」
ふわふわして 眼をキラキラさせてるけど
「すんなり天に上げられなくて ごめんな」と
ミカエルが謝ってる。
「聖みげる。あなたにも お会い出来た。
そして私は これから、人々に
御心を伝道することが出来るのです」
四郎は、そのままの顔で ミカエルを見上げて言った。四郎から発散される 前向きで爽やかなものが伝わってくる。
“希望に溢れてる” って感じなやつ。
「うん。俺が ずっと居るからな」って
ミカエルも笑い返した。
最初のコメントを投稿しよう!