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「でも どうして、ミカエルと四郎は
天から 地上に降りる時、別々だったんだ？」
ジェイドが聞いてるのは
さっき、四郎は空中に出現したのに
ミカエルは 普段通り、エデンから出て来たこと。
ミカエルは またブロンド眉をしかめて
「四郎を連れて 第六天を出たら
ウリエルがいた」って 言う。
ウリエルは、エデンで
ミカエルに致命傷を負わされて 瀕死になって
第二天のラファエルの元で、治療を受けてた。
「傷は完治したってことー？」
「いや。診療所を抜け出して来たように見えた。
すぐにラファエルの配下も 追って来てたし」
『第六天に何の用だ？』と ミカエルが聞くと
『半身を探している』と 答えて
四郎に眼を止めた。
で、『預言者か？』って
しかめ面に なったらしい。
『お前に関係ないだろ？
他界や月、隠府で くすねた魂は どうした？』
『半身を戻せば、答えてもいい』
サリエルは、ウリエルと一緒に エデンに潜んでて
エデンに昇っていた リラの預言者の身体を奪っていた。
ウリエルが、ミカエルに致命傷を負わされた時に
サリエルは ベリアルに捕まって、地界へ連れて行かれてる。
だから、“サリエルを探している” ってことは
ウリエルは、ミカエルと話に来た ってことになる。
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