658人が本棚に入れています
本棚に追加
/1205ページ
「四郎、ここに落ちて 良かったよな... 」
「アリエルの時に、サリエルが ウリエルを喚んで
一度、光の象で降りてるからじゃないか?」
あ、そうか... 逆に考えたら
ウリエルが降りたことがある日本の教会は
ここだけかも しれねーよなぁ。
「ウリエルは、ミカエルに
何を話そうとしたんだろう?」
「さあ。サリエルが どうしてるか気になるのは
本当だろうけど、
俺も、あいつの方から来るとは思ってなかった。
でも 天にいる限り、俺を避け続けるのは無理だろ? それで、自分から くすねた魂の話をしに来たかもな。
ウリエルとサンダルフォンが 第六天から出て来たら、ザドキエルから 俺に報告が来る」
で、「とりあえず 珈琲!」って言うし
結局 陣中旗を畳むと、四郎も連れて
教会の裏のジェイドの家に戻る。
「教会も、南蛮の商館のようでしたが
住居なども 南蛮風なのですね... 」
草鞋を脱いで、リビングに通された四郎は
ソファーの座り心地にも驚いた顔をして
最初は、ミカエルの隣に 大人しく座ってたけど
「気になるものがあったら、手に取ってみていいよ」と、ジェイドに言われて
今は、キッチンでコーヒーを淹れてる
オレのところに来た。
「物に溢れていますね... 」って
冷蔵庫を開けた四郎は、冷気に眼を丸くする。
えー... なんか、かわいいんだけどー...
最初のコメントを投稿しよう!