3 ルカ

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「四郎、ここに落ちて 良かったよな... 」 「アリエルの時に、サリエルが ウリエルを喚んで 一度、光の(かたち)で降りてるからじゃないか?」 あ、そうか...  逆に考えたら ウリエルが降りたことがある日本の教会は ここだけかも しれねーよなぁ。 「ウリエルは、ミカエルに 何を話そうとしたんだろう?」 「さあ。サリエルが どうしてるか気になるのは 本当だろうけど、 俺も、あいつの方から来るとは思ってなかった。 でも 天にいる限り、俺を避け続けるのは無理だろ? それで、自分から くすねた魂の話をしに来たかもな。 ウリエルとサンダルフォンが 第六天(セブル)から出て来たら、ザドキエルから 俺に報告が来る」 で、「とりあえず 珈琲!」って言うし 結局 陣中旗を畳むと、四郎も連れて 教会の裏のジェイドの家に戻る。 「教会も、南蛮の商館のようでしたが 住居なども 南蛮風なのですね... 」 草鞋を脱いで、リビングに通された四郎は ソファーの座り心地にも驚いた顔をして 最初は、ミカエルの隣に 大人しく座ってたけど 「気になるものがあったら、手に取ってみていいよ」と、ジェイドに言われて 今は、キッチンでコーヒーを淹れてる オレのところに来た。 「物に溢れていますね... 」って 冷蔵庫を開けた四郎は、冷気に眼を丸くする。 えー...  なんか、かわいいんだけどー...
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