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「それ、れいぞーこ。こっちは電子レンジー。
冷たくするやつと、あっためるやつ」って
説明に満たねーこと言いながら、カップにコーヒーを注ぎ分ける。
直火ポットの方が オレとジェイドで、
サイフォンの方は ミカエルたち。
四郎は、ガスコンロの火が出る部分を じっと見てる。
「それ、危ないんだぜー」って、少し離れさせて
火を点けてみせたら
「なんと! 竈でしたか!」だしさぁ。
「便利になったのですね... 」
榊以上だよなぁ。
一緒にコーヒー運んで、ミカエルの隣に座らせる前に、朋樹が「マント、外しといたら?」って
襞襟と 一緒に外させて
ジェイドが 壁のフックに掛ける。
マントを外した四郎は、赤い羽織の下は
白い小袖の着物の袖口が水色で、濃紫の袴。
派手だぜー。
「バラキエルは里?」って聞く ミカエルに
ジェイドが頷いたら
「でも、話しといた方がいいかもな」ってなって
アコを喚んだ。
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