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「とにかく俺は、地界に戻るが
泰河が戻ったら また喚んでくれ。
もう少し血を調べたい」
パイモンは ソファーを立つと「ジェイド」って
隣に座るジェイドに、笑顔で声を掛けた。
「あ、そうか」って、ジェイドが
荷物部屋 兼 寝室へ入って行って
アンバーの七色糸を ニメートルくらい
くるくる纏めて渡す。
パイモンは、アンバーを調べたい って
洞窟教会にいた時に、ジェイド立ち会いの下
微量の血液と、後頭部の目立たねー部分から
鬣の 一部を貰ってて
その お礼に、“星鳥の巣だ” と
マシュマロで作ってあるような、ふわふわの円形ベッドを渡してた。
アンバーが座ってみると、アンバーにフィットして ベッド中心が沈む。
星鳥が何かは知らねーけど、ベッドは気持ち良さそうだし、アンバーは 里とかに遊びに行く時も
そのベッドを持参して行くらしいんだぜ。
ジェイドから 七色糸を受け取ったパイモンは
「インプは 普段、そう見掛けないが
実験室にサンプルはある。
アンバーのものと比較してみようと思うんだ」と
明るい笑顔で、地界へ戻って行った。
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