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「ミカエル、戻って来ねーよなー」
「まだ幾らも経ってないだろ?」
「そうだけどさぁ... 」
ミカエルは、四郎... あの “天草四郎” を連れて
エデンから天に戻った。
現世に蘇った 天草四郎は、身体が あるにも関わらず、すんなりとエデンに入れたし
天には、普通の人間とは見做されてない ってことになる。
けど、ジェイドが悪魔祓いしても
祓われなかった。悪魔とも見做されてない。
「四郎、大丈夫だったんかな?」
皿から マドレーヌ取りながら言ってみたら
ボティスとシェムハザが 眼を合わせて
朋樹やジェイドも「ん?」「どうなんだ?」って
二人に聞く。
シェムハザが言いづらそうに
「通常であれば、第三天 北の領地から
隠府の罪人の界で 浄化を受けるか、
第五天か 奈落に幽閉だ」とか 言うしさぁ...
「だが、ミカエルが連れて
おそらく、第七天へ上がっている。
父か聖子に 直接許可を取り
聖人等が暮らす 第三天 南か、楽園に置くつもりだろう」
ボティスが補足したけど、自信は無さそうだし
気になるんだよな...
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