01はじまりへの帰還
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01はじまりへの帰還

 また夢を見た。あいつが死ぬ夢。  いっそのこと全て夢ならいいのにと、頭の中で思考停止気味に呟く。  あいつが死んだのは紛れもない事実だ。  だけれど、おれはあの日のことを未だに夢に見る。  ……あいつが死んでから、既に七回目の夏だった。