2話裏技師の力

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「それはいいよ、うん、まかせて、守ってあげる」  明智さんは天童のおでこにちゅっとキスをすると、  顔を真っ赤にして走ってどこかに消えていった。  まずおでこにキスされることに違和感というか、びっくりしてしまっていた。  これはどういうことなのだ?  自分を落ち着かせるためにゆっくりとドアを閉めようとした。  それを妨害する足が現れる。  そこには織田君と武田君と上杉君がいたのであった。  僕はようやくさとる、  日本にいたときはどんなにつらくても、それが幸せ物だって理解できた。  でもこの異世界では、裏技師の力が作用されているのかされていないのかはわからない、  そこんところはデルシスさんも説明してくれなかった。 「地獄が飛び出てきましたー」  天童は地獄を見ていた。
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