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2人の親は暴走した。
まるで天童がおかしいと叫ぶようになる。
まぁおかしかったんだろうけどさ。
天童はいま現実を見据えている。
この裏技師という力をうまく利用できれば、
幼馴染の1人をのぞいて、29名と教師1名を仕返しができないだろうか?
なにも殺すところまではしないし、ちょっと痛い目をみて、
あと彼らが天童に暴力をふるってこないように、
天童自身が強くなる必要があるのだと、
たちあがった。
がんばろう、
ダンジョンにいって、最強になってやろう。
そして次の朝になるまで、天童はぐっすりとベッドの中で眠りについた。
外ではフクロウのようなほーほーという鳴き声だけが響いていた。
☆☆★☆☆
ダンジョンでの修行が始まろうとしていた。
場所は城の中にダンジョンがあるとされる。
遥か昔、ダンジョンからたくさんのモンスターがやってきた。
人々はモンスターをやっつけると、二度とダンジョンが暴走しないように、
そこに王宮、つまり城をつくった。
そのダンジョンの名前が
【表と裏のダンジョン】
という名前であった。
いま巨大な口をあけているように、
大きな入り口がある。
そこにはたくさんの人々がたむろしている。
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