319人が本棚に入れています
本棚に追加
/323ページ
「織田君が」
アロアロサウルスに食われそうになっている。
アロアロサウルスは大きな口をあけて、
驚いて泣きべそをかいておしっこをもらしている。
織田君は悲鳴しかあがらず、逃げることを忘れている。
「いかなくちゃ」
「どこに、どこにいくのよ、天童君、天童、冷静になりなさい、あなたは、いつもいつも」
「ねぇ、僕って格好いい?」
「へ?」
そのとき天童はまっすぐにアロアロサウルスに食われそうになっている織田君を助けるべく走り出した。
最初のコメントを投稿しよう!